2014年2月13日木曜日

野球を思う

野球とは不思議なスポーツです。

夏ともなれば国民の税金で賄われている国営放送局が時間一杯まで連日高校野球を放送し、冬になればオフシーズンだというのにキャンプの話題がスポーツ新聞の一面を飾ることは珍しいことではありません。

部活動でも、どんなにパッとしない成績の学校の野球部でも大体は専用の球場や部室があるものです。

今はそうでは無いですが、ほんの十年程前まではゴールデンタイムに野球中継があるのは普通のことでした。

様式美や格付のしやすさなど、日本人の心は特別に野球への親近感を感じさせるものがあるのでしょう。

否定的なことをいくつか考えてみても、ふと夢中になって見てしまうことがあります。

不思議なものですね。




2014年2月10日月曜日

国立競技場と高校サッカーの思い出

毎年の新春行事として毎年高校サッカーの決勝戦を見に行くようになって早十年以上経ちました。

正直いうとすみませんですが、決勝当日までほとんど事前知識も仕入れずに見に行くので、その日の朝に対戦カードを知ることも度々でした。サッカーを自分ですることもありませんし、テレビ観戦もあまりする方ではありません。

ではなぜ十年以上も見に行くのかといえば、サッカーそのものというよりは、高校サッカーと国立競技場の雰囲気に妙に惹かれるものがあるからなのです。
もちろんチケットがもの凄い安いというのも、大きな理由ではありますが…

酷暑の中で行われる高校野球のように、肩の消耗や怪我と隣合わせであるという悲壮感や、軍隊のような上下関係の息苦しさを感じることなく、運動に適した快適な気温で伸び伸びとプレーする高校生を見ると、新年の初詣に行くくらいの清々しさを感じることができるのです。

それと、国立競技場の雰囲気。試合が終わって夕暮れになる頃の空と新宿の高層ビルとの美しさといったらありません。




高校サッカーを代々木の国立競技場で行うのは今年で最後とのことですが、毎年新春に良い物を見せてくれていたことを本当に感謝したいと思うのです。