2015年3月29日日曜日

みかん

久しぶりに商品を絡めた文章を書くことにします。

お客様からオレンジ色の小銭入れを作ってほしいというオーダーを頂いて、
オレンジ色の革を仕入れた時、
ふっとひらめいて補色を緑色にして「みかん」のような色合いにしたいと考えました。







大学進学で上京するまで、私は静岡のみかん畑に囲まれた地域に住んでいましたから、
この優しいオレンジ色(みかん色と呼びたい)と緑色の組み合わせは、
とても深い郷愁を誘う色合いなのです。

小さい頃は祖父母のみかん畑で何度も収穫を手伝ったことがありますし、
家の周りには本当にそこいら中に畑がありましたから、
収穫が終わると家にはいつも大量のみかんがありました。

あまりにも周りにありふれているものでしたから、
当時みかんはお金を出して買う果物という意識が無かったほどです。

今果物屋さん等で一袋が結構高い値段で売られているのを見ると、
子供の頃は10個20個を平気でまとめ食いして、
ありがたみを感謝していなかったな〜と思うことがあります。

剪定用のはさみで1つの1つ実を木の枝から切り落として、
出荷用のコンテナに積み込んだことや、
畑の草刈したり軽トラックの荷台に乗って山道をドライブしたことなど、
みかんにまつわるあれこれを、今でもとても懐かしく思い出すことができます。

思いがけず、自分にとっても記念になりそうな商品になりました。

2015年3月25日水曜日

忠臣蔵が苦手

『忠臣蔵』のドラマを見るたびに、つくづくこれは身分制社会の不条理をギトギトに凝縮した内容だなぁと感じます。

江戸時代の人々の考え方にダメ出しをしても全く意味無いとはわかりつつ、これが現代でも繰り返し繰り返しドラマや劇で美談として上演されることについては、なにか違和感を感じざるをえません。

「主君と臣下」という関係性が絶対的な隷属関係として扱われる例は、現代世界でも至るところに見られる現象ですが、この関係性の不自然さを物語の中ではっきり体現しているのが『忠臣蔵』だと思います。

下克上が当たり前の世の中で、「忠義」という価値観が尊重され赤穂浪士の事件を美談とした当時の心情は理解出来ますが、やはりこれも身分制社会の価値観を肯定せざるを得ない江戸時代の庶民の心持ちがあってことだと思います。

現代にいるのに、江戸時代の感覚でいつまでも美談として扱っていいものかと考えるわけです。

個人的には下克上の物語のほうがよっぽどいい意味で人間的で共感出来ます。

多少過激な言い方かもしれませんが、暴走した主君の敵討という名目で人の命を奪った上に、四十数人の命が自発的に絶たれたという異常な現象を、「忠義」だなんだと祭り上げる風潮は、いい加減もう辞めた方がいいと思う、という天邪鬼の独り言でした〜!


2015年3月16日月曜日

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2015年3月13日金曜日

辻堂海岸の夕暮れ

浜辺で見る朝焼けや夕焼けのグラデーションは、自然だけが作る事ができる色彩です。

波の音を聞きながら、オレンジとネイビーブルーの豊かな色の交じり合いが終わるとやがて周りは闇に包まれます。

ほんの一時間くらいの間に次々と変わる情景。本当の意味で豊かな瞬間です。