2014年5月2日金曜日

ブンカッキーのポテンシャル

皆さんはブンカッキーをご存じでしょうか?

広島で生まれたブンカッキーは、広島名物のもみじ饅頭とカキをモチーフとし、ついでに広島の「ひ」の字までデザインに詰め込むという、みうらじゅんさんの言う、「足し算」の美学が十分に発揮された傑作ゆるキャラなのです。

こいつはゆるキャラ界では知る人ぞ知る重鎮で、これに遭遇したみうらさんが「ゆるキャラ」という言葉を創造するきっかけになったと言われているほどなのです。

現在ゆるキャラの二大巨頭といえば、くまもんとふなっしーが真っ先に挙がりますが、10年ほど前のブンカッキーの存在感は今で言うふなっしーに匹敵するものであったことを覚えています。

そんなブンカッキーを私は当時とても親しみを持って見守っていました。

なぜ今頃こんなことを思い出したかというと、これほどの魅力を持ったキャラであるにも関わらず、先日旅行で訪れた広島のお土産屋や街中で一回もお目にかかれなかったからなのです。

今やどこに行ってもご当地キャラが溢れ、さらには大抵の観光地にはご当地キティちゃんがいるというのに、広島にはブンカッキーがいなかった…

あまりに押し出し過ぎて陳腐化してしまうことを恐れているのかわかりませんが、このキャラのポテンシャルは強引な押し出しにも負けないくらい高いものであると思われます。

広島に行けばブンカッキーと手軽に出会える…そんな身近なキャラに育って欲しいものです。