2014年8月27日水曜日

秋田の空

空広く、雲豊かに流れ、一面の田んぼが広がるこの景色の美しさ!
夏は夜、などと昔から言われてきましたが、昼も夕も格別ですね。




立石寺 峯の浦

立石寺観光の裏順路にして、最高の散策路

峯の裏本院跡
発掘現場と聞くとゾクゾクする〜




道中にある奇岩から集落を見下ろす
切り立つような断崖絶壁に恐怖

修験道の道
程良く整備されて至極快適

垂水不動尊
最近はいわゆるパワースポットとして注目されているとのこと


帰り道
ミニマリストの踏切

2014年8月21日木曜日

ざる蕎麦

器が食事を盛りたてるとはよく言いますが、例えコンビニで買ってきた安い蕎麦であっても、それなりのざると蕎麦猪口で食べれば気分は上がるものです。

ざるは地元の駅でやっていた物産展で買ったものですが、未だに竹の香りが香ばしく、これからの経年変化が楽しみです。

蕎麦猪口は母校の学園祭で陶芸部の方が作ったものを100円で買ったのですが、大量生産品と違って、一人一人が工夫を重ねて一所懸命作ったことがよく分かり、とても気に入っている逸品なのです。




2014年8月19日火曜日

思い出のキーケース

知人に頼まれ久しぶりに手縫いでキーケースを作りました。
趣味で作り始めた当初に起こした型紙を何年か振りに引っ張り出しての製作でしたが、
当時のことをあれこれ思い出してなかなか楽しい一時でした。





2014年8月7日木曜日

トトロの森

埼玉は狭山市のトトロの森と呼ばれている雑木林に行ってきました。

平日かつとてつもない猛暑ということもあり、人っ子一人いない林の中、虫と鳥の鳴き声しか聞こえない空間での散策はそれはそれはとても贅沢なものでした。

帰り道の神社で話し掛けられたおじいさんと、浅草の赤線の話で大いに盛り上がったのも良き思い出です。










2014年8月5日火曜日

敬天愛人

西郷隆盛がよく引用したことで有名な敬天愛人という言葉が好きです。

天を敬うという意味の解釈は人それぞれかと思いますが、私はこれを動物や植物、鉱物など自然環境を含めたこの世界、宇宙全てのことであると考えます。あっという間にほんの簡単に命を奪う反面、それ以上の恵みや美しさがありますから、感謝する、愛するというより敬うという言葉のほうがしっくりくる気がします。

人を愛するというのは、それこそその字の通りですね。人の欠点を叱責するのもそれはそれで大事なことですが、なるべく美点を見つけて愛でるようにしたいものです。これに関しては敬うというより愛するというほうが、より人間関係の本質を表しているようで好きなのです。


2014年8月4日月曜日

クリムトのようなオヤジになりたい

接吻の絵で有名なグスタフ・クリムトには、10代の終わりの頃にずいぶん心を動かされたものです。もちろん主眼は絵に行くわけですが、私は作者のクリムトという人物自身にも大変に興味を持ちました。

おそらく世界でもっとも女性をエロティックにそして美しく表現することのできる芸術家はどんな顔をしているのだろうか、多分ショパンとかリストのようににもの凄く神経質で美麗な顔つきをしているのか、それともゴッホとかモディリアーニみたいに生前には全然売れなかったとか芸術家にはありがちな不幸のストーリーがあるかとワクワクした気持ちで片田舎の本屋でちょっとした画集のような本を立ち読みしたことを今でも思い出します。

それでもって、とうとう作者の顔みたら…それはもう驚きましたね。

実際のクリムトはがっちりとした小太りの無造作ハゲ、髭モジャのオヤジで、表情も気難しいというよりはとても親しみのある感じです。こう言っては失礼かもしれませんが大工とか工事現場の親方のようにしか見えません。

ついでに伝記も読んでみると、生前からかなりの売れっ子だったようで、作品を巡る幾つかのゴタゴタはあったにせよ特に精神を病むほどでも無く、芸術家に必ず一つはあると思っていたスキャンダルや事件も特には無く、比較的平穏な一生を送ったようです。

なにか拍子抜けしたような感じがしたと同時に、芸術家然とした風貌の人物による苦難の人生があるから傑作ができたのだ!みたいなよくある伝記本の意図から距離を置いて、ただ目の前に現れた作品を、背景とか作者とか関係なしに心が感動するままに見るという態度で芸術を見ることができるようになった気がします。

私はクリムトの絵を見る度にあのコワモテの髭面を思い出し、よくあんなむさ苦しい風貌をしたオヤジがこんなにも繊細で美しい絵を描いたものだなあ、といつもそのギャップにほんのりとした感興をそそられるのです。