ディーター・ラムスの「デザインの10の原則」というものがあります。
1. 革新的である
2. 便利にする
3. 美しい
4. 分かりやすい
5. 慎み深い
6. 正直
7. 恒久的
8. 首尾一貫している
9. 環境に配慮する
10.可能な限りデザインをしない
彼の著名な作品は40〜50年前にデザインされたものがほとんどですが、今見ても全然色褪せない斬新さや美しさに溢れています。
ラムスがデザインを通して伝えたかったことは「消費し続ける文明に警鐘を鳴らす」ことだったといいます。
真に素晴らしいデザインと機能性を持つ商品は捨てられないし大事にされる。長く使える良い物を作るというごく当たり前の発想が根幹にあれば、流行には一歩距離を置かざるをえません。
過剰なマーケティングや宣伝からちょっと距離をおいてみる(残念ながら一切交流を断つと商売ができません)と、本当に有益なデザインのあり方がより鮮明になるのではないかと考えています。
0 件のコメント:
コメントを投稿