2014年4月24日木曜日

NBAの脇役たち

NBAを見始めてかれこれ15年以上が経ちました。
見始めた当初、次代のスターと呼ばれたビンス・カーターやケビン・ガーネットは
もう大ベテランの領域に達してきました。

今でこそレブロンやコービーが大スターの位置にいますが、
私が最初に好きになった選手は、もちろんマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)です。

まあ、ジョーダンの存在は別格だとしても、15年前から個人的に
一貫して応援してきたチームはサンアントニオ・スパーズ(Sanatonio Spurs)であり、最もお気に入りの
選手はティム・ダンカン(Tim Duncan)です。

ダンカンはスターでありながら、主役も脇役も演じ分けることができる
真に偉大な選手です。スポーツにおけるチームプレーとは彼を中心とした
スパーズのプレーに全てが集約されているといってもいいでしょう。

NBAを長く見てきた方にはわかると思いますが、ダンカンのような
渋い脇役的雰囲気を持った実力派選手はNBAにも多数いますよね?
ダンカンと同じタイプとしてはピッペンなんかもすごく好きでした。

もちろんダンカンやピッペンなどスター選手のプレーには
非常に目を惹かれるわけですが
コアなファン以外には知られていない、
多分日本では専門誌上でしか扱われないような選手たち・・・

そのような選手たちにも、私は熱烈な愛着を感じるわけです。

別に私は多くを語れるほどバスケに精通しているわけではありませんが、
職人文化にあこがれる身としては、華やかなショービジネスの色合いが強い
NBAにあって、堅実なエンジニアのごとく生きている彼らに撞着の眼差し
を持って応援してきました。

たとえばビッグマンでいうと、ルーク・ロングリー、ビル・ウェニントン、
アルビダス・サボニス、チャールズ・オークリー(ラプターズ時代)、
サム・パーキンス、ラリー・ジョンソン(ニックス時代)などなど・・・

今のPFみたいにアスリートじゃないけど、たまにそんなに成功率も高くない
ミドルシュート狙って入りました~、やった~的な選手にフェチズムを感じます。

普段はチームの黒子となって支えるビッグマンたちから放たれる、
ぎこちないフォームから生み出されるジャンプシュートの軌道が、
私をより一層NBAの深みに引き釣りこんだのです。

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