2014年11月7日金曜日

刃物の思い出

刃物を砥石で研ぐ時、子供のころの思い出をよく思い出します。

私の家系は親戚に大工さんや建築の設計士が多く、祖父も大工の棟梁をしていました。実家のすぐ近くには木材を加工する祖父の作業場があり、小さい頃はよくそこでノコギリだのカンナだのトンカチだの使って木と遊んでいました。

祖父母は兼業で農家もやっていましたから、間近で鎌や鍬を砥石で研いで手入れをしている姿を見て、私も真似事で鎌だの包丁を研ぐことを覚えました。

良く研がれたカンナで木を削った時のかつお節みたいなきれいな木片のこと、ノコギリで木を切るときの腰の入れ方、木を切った後に出るオガクズの匂い、研ぎたての刃物の刃紋の美しさ…

そのときからもう20年以上経ちますが、今でもはっきりと思い出すことができます。

子供の頃から刃物に親しみ、カッターやらナタで何度も大怪我しましたから、大人になってからは不注意で手を切ったりしたことは一度もありません。

そう考えると、子供の頃に怖がらずキチンと刃物に向き合うようにすることは大事かもしれませんね。

また、良い包丁と出会うと料理が格段に楽しくなります。
特に日本料理に関しては、基本は包丁から始まります。

高級なブランド食器より、ハイテク鍋よりも「まずは良い包丁から」でいきましょう!

…料理で使うなら、切れ味の良さ、使いやすさ、手入れのしやすさからいって、「グローバル包丁」の牛刀が断然お勧めです。デザインも良いですしね。砥石で研ぐのが面倒な方は専用のシャーブナーの購入も忘れずに!

このシャーブナーもなかなかの優れもので、ビクトリノックスのナイフや裁ちばさみの刃もこれで研いでいますが、たった数回刃を滑らせるだけで、みるみる切れ味が回復します。ぜひお試しあれ。

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